SESが産声を上げた1982年は奇しくも「ワークステーション元年」。情報業界にとって記念すべき年ですが、ネットワークに関しては未だ黎明期とも呼べないほどの時代で、もちろんインターネットなど大半の人間にとっては無縁のもの。日本にはネットワークに習熟した技術者は、数えるほどしか存在していませんでした。SESはこうした時代からすでに、ネットワークに照準を合わせて技術を積み上げていました。四国・松山から東京・大阪に向けて発信を続けた成果がやがて実を結び、地方では得がたい情報や技術がSESに集約され、世界に通用する画期的なコンピュータ・コミュニケーションのシステム提供を可能にしたのです。
 
 そして1990年代、時代は大きく変貌しました。情報インフラの整備が急速に進展し、パソコンは瞬く間に企業や個人の家庭に普及。インターネットも生活に欠かせない存在になりました。さらにモバイル化やブロードバンド化など、21世紀の情報社会では、ネットワーク技術が極めて重要な位置を占めるようになってきています。しかし時代を先取りしていち早く世界を標榜し、「ネットワーク」の分野に専門特化したSESの技術力・開発力は、どんなに時代が進化しても常に群を抜く水準を保ち続けています。
 
 高度情報化時代の当初から世界に目を向け、マルチベンダーネットワークのスキルを磨き技術を集積してきたSES。「標準」・「オープンシステム」・「異機種間」をキーワードに、汎用大型機からUNIX系ワークステーションまで、すべてのプラットフォームを対象とするアプリケーションの開発に真っ向から取り組んできた企業は、世界という観点から見ても稀有な存在と言えるでしょう。